
老人に優しい香港
日曜日の朝、私は調べ物をしたりまだのんびり部屋にいます。
昼間は暖かくなりましたが、朝晩はまだ寒いですね。この時期には暑いぐらいになる香港が懐かしく思い出されます。
さて昨年末に香港に行った時の話を少し書きたいと思います。私は今年の二月に誕生日を迎えて65歳になりましたが、香港永久居民証の更新の手続きの際、私の香港マネージャーだったキャッシャーが、社長ももうすぐ65歳になるのだから(長者カード)の申請をしておきましょう!と言うので手続きをして来ました。
キャッシャー曰く、香港では年を取るとすごく優しくしてもらえます。まず生活支援金として毎月3585香港ドル(約61000円)貰えますし、殆どのバスや電車が2香港ドル(34円)だけで乗れます。
これは一定の条件をクリアしていれば積み立てなどしなくても支給されるそうです。さらに!一人当たり年間4万円の医療チケットの配布もあります。
今回のコロナ対策でも10万円を一回給付して貯蓄に回ったと難癖つけて金を出さない日本政府と違って、香港では永久居民者に対して2020年が一万香港ドル、2021年は5000香港ドル、昨年は1万香港ドル、さらに今年も5000ドル支給されるのです、合計すると3万香港ドルですから日本円で50万円を少し超えていますね。
香港には相続税はありませんし、銀行の利子は非課税、株式売買の利益や配当金も非課税、住民税や消費税、また日本のように訳のわからない新しい税金などもありません。所得税も最高でも17%です。
日本のように国民健康保健はありませんが、香港の公立病院はすごく安くて大抵は100香港ドルで収まりますし、私が交通事故で二日入院した時も支払いは全て合わせても8000円ぐらいでしたね。様々な検査も含めて。
今私は薬膳を広げる仕事を日本で始めましたから動けませんが、日本に住む意味についてはよく考えてしまうのですよ。
老人にも若者にも厳しく、政治家と既得権益ばかりの日本と老人に優しい香港、、、皆様はどう思われますか?